不安な時には重要な決断をしない

2023.7.15

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多くの人にとって、不安だったり、つらいと感じたときは焦りが生じ、ストレスが高まります。
そのように精神的に不安定な場合には、重要な決断を避けることが大切です。



例えば、仕事に強いストレスを感じ体調不良などに陥っているとき、「仕事を辞めよう」と思い立ったとしましょう。


後先の不安もありますが、追い詰められている時には、今目の前の仕事のストレスから逃れることしか頭にありません。


そして、目の前のことしか目に入らない状態で突っ走り、飛び込みますが、苦しさやつらさは結局のところ変わらないということが多々あります。


人の思考は、ストレスを「自分を脅かす悪いもの」と考えがちです。


ストレスを感じると、緊張・興奮する神経が高ぶり、五感が狭まったり、頭が回らなくなったりします。

そして、ストレスからの苦痛をまぎらわすために、極端な思考や現実逃避に走ったりするのです。


そのような状況で下した決断が、はたして本当に自分のためになっているのでしょうか?
少なくとも、モノゴトを冷静に見れているわけではないことは分かりますよね。


上記の例でいえば、いきなり仕事を辞めなくても、一度休職をしてから考えるという方法もあります。


また、客観的に見れる人に相談するなどして、一度目の前の状況から離れ、違った角度から考えてみることもできるはずです。


しかし、追い詰められていっぱいいっぱいな状況になってからでは、自分の思考や判断が極端になっていることに、人はなかなか気付けません。


そのため、ストレスを強く感じているときほど、冷静な見方や判断が出来なくなるということを、普段から意識して覚えておくことが必要です。



不安が不安を呼ぶ

人には、ある特定のモノゴトに意識を向けると、それに関連した情報が目に留まりやすくなるという傾向があります。


そのため、いつもと同じ景色を見ていても、どこに意識を向けるかで、見えてくるものは変わります。


例えば旅行へ行くとき、“綺麗な海へ行きたい”と意識をしたら、旅行雑誌や情報サイトを見ていても、綺麗な海の情報に目がいきやすくなると思います。

それは感情も同じです。
楽しい気分の時には、日常生活の中で楽しいと感じるようなことに注意が向きやすくなります。


逆に不安な時には、不安を感じるようなことに注意が向きやすくなります。


同じ情報やモノゴトを見聞きしても、今の自分がどの感情状態にあるかで、モノゴトのどの側面に注意が向くかも違ってくるのです。



このような中で判断しようとすれば、迷いや不安が増すばかりで、やはり冷静にはなれませんよね。


安心したくて情報を集めても、集めた情報の中の不安要素にばかりに目がいき、さらに不安が強くなっていくこともあります。

だからこそ、やみくもに急いで判断するのではなく、一度冷静な状態に戻るということが重要となるわけです。

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